どうも、カケラです。
昨日、久々に映画館に行ってきました。
「ヲタクに恋は難しい」を見たのでレビューします。
「ヲタクに恋は難しい」総合評価☆☆【5つ星中】
はい。
映画って
・物語(ストーリー)
・演技(演出)
・音楽
に分けられると思うんですが、、、
ストーリーが酷い。
のっけから批評です。
とにかくひでえ。
何がって?
唐突にミュージカルが始まり、場繋ぎしてんじゃねーか?と思うくらい長い
意味不明の踊りが繰り出される。
僕、アニメ「ヲタクに恋は難しい」を見たことがない状態で映画を見たんです。
初実写。
なので、余計にストーリーがよく分からなかったです。
演技はというと、演技はそこそこいいんじゃないか?
くらいです。
ずば抜けている訳でもなく、特に悪いわけじゃない。
そう感じるのも、ストーリー性が残念だったから。
唯一、音楽だけは素晴らしかったです。
ミュージカル作品とは知らなかったので、最初は驚きましたが、
音楽は本当に良かったなあ。。。
ジャズ系から、舞台音楽まで美しかった。
良かった点 【笑える映画だった】
音楽は良かったけど、他は?となると、
役者さんのギャグや変顔が面白かった所です。
特に、ヒロインの彼氏のヒロタカが傷ついて
バーで酒(麦茶)を騙されて飲んだシーンの変顔は吹き出しました。
それまでのクールキャラはなんやったんや、、、
あと良い所といえば、キャストは豪華でした。
特に、電車男でも部長として出てきた、佐藤二郎さんの独特の話し方が面白い。
一番笑ったのは、ヒロインのモモセがハワイに転勤になる時に一緒に付属してきた、
鬼上司のカバクラさん。
最初怖い人だなあ、と思ってみていました。
カバクラ上司
「モモセ!ちょっと付き合えよ!」
「は、ハイ」
モモセは上司カバクラと屋上で酒を飲むことに。
モモセ
「カバクラさんにもストレスとかあるんですね~」
カバクラ
「そりゃあるよ」
へえ~~~~~
そうなのか。
血も涙もない鬼教官じゃないのか、、、
と、思ったら、
「びええええええええうぇええええん!!!!アッハア~~~~ぁぁll!!!!!!!」
「なんでなんどよぉおおおおおおおおおおお!!!!!」
「彼女とおおおお、喧嘩してよぉおおおっっっヒッヒィーいいいんnsdrfghjk」
何言ってるかさっぱり分からない、貴重なシーンが。
おいっ!、、、さっきまでの怖いキャラどこ行った???
笑いました。
この映画一番の見どころ。
なにいってるか分からない人は、映画館へ行って確かめてください。
きっと、笑います。
残念だった所 【オタク 恋愛の部分】
正直、ギャグと音楽抜きになると、何の映画か分からないところですね。
公式サイトでは、「ヲタク、それは、夢に生きるひとたちー」と名を打っていて、
【新時代の前代未聞ヲタクエンターテインメント】と宣伝しています。
では、実際にどうだったのかというと、
僕が感じたのはある意味、前代未聞でした。
まあ、タイトル通り、
「ヲタクに恋は難しい」がテーマなんですが、
それなら、ヲタクの恋愛観のもっと深い部分まで描いて欲しかったんですね。
前職でヲタクがばれて、彼氏に振られて、それでもヒロタカと付き合って。
ヲタクのリアルな生きざまを見せて欲しかったのが本音です。
ヲタクである事はどれほど素晴らしいか、誇るべきことか、
同じオタクとして、そこをもっと深く描いて欲しかった。
というのが正直な感想です。
オタクは今でも理解のない人には理解がないでしょう。
辛い状況もあるはず。
今作では、そこがいまいちフワッとしていて、
オタクの生きざまといより、
ただ、オタク楽しいぜ!っていうのを見せられている感が否めなかったです。
そうじゃなくて、オタクは楽しい!オタクはどんな困難も吹き飛ばせる。
例え、
オタクは周りに馬鹿にされようと、孤立しようと美しい存在である。
オタクを馬鹿にする奴らこそ、ダサい存在だ。
そこまで言い切ってくれたら文句なしでした。
エンターテインメントでも、この一文を感じとれたら最高でした。
類似作品との比較 【ミュージカル 映画以外】
似た作品だと電車男ですよね。
世間にヲタクの存在を知ってもらえた神映画です。
電車男はオタクの恋愛観に深く入り込んだ共感のできる映画でした。
別にオタクじゃなくとも、感動した人もいるでしょう。
では、両者で何が違ったのか、
それは、
「オタクであろうがなかろうが、好きな人の為ならなんだってできる!」
この感情がどこまで描けるか?
どこまで、深く入り込めるか?
この点が違います。
今作の「ヲタクに恋は難しい」は路線は違えど
恋愛というジャンルで、どうしても深く共感できなかったんですね。
ストーリーに馴染んできたな、と思ったとたん、意味不明な踊りが入る。
ミュージカル映画なんだから仕方ないよ。
と思われるかもですが、見ている側からすると
良い所でテレビの電源を切られるような後味の悪さを隠せません。
調和していれば問題ないんですがどうしても、ストーリーがチグハグだったんですね。
印象に残ったのは変顔だけと、なんとも言えない気持ちでした。
ギャグの面白さはあるが、ヲタクの恋愛観がやや薄い
総合評価ですが、オタクの生きざま、恋愛観にもっと踏み込んでいれば良作でした。
厳しめの評価ですが、音楽やギャグが良かったため、もったいないな。
というのが正直な感想です。
ミュージカルを挟むのは良いんですが、
それならほぼミュージカル作品にしてしまえば統一感もでて良かったのかな?
と感じた作品でした。
この映画をオススメするとすれば、オタクの恋愛観に拘らず、
ミュージカル作品として楽しみ笑いたい人はオススメします。
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